街中いたるところで目にするブロック塀。
正しく施工すれば非常に頑丈ですが、
間違った方法で施工されている場合には本来の強度が期待できないばかりか、
地震等の際に倒壊するおそれがあり大変危険です。
近年の地震でもブロック塀の倒壊によって尊い人命がいくつも失われています。
直接人を傷つけずとも救急車などの緊急車両の通行を妨げ救助が遅れることもあります。
ブロック塀の管理は所有者の責任です。
ご自宅にブロック塀がある方は、その安全性についてぜひ今一度考えてみましょう。
「宮城県沖地震(1978)」で18名もの方が倒壊したブロック塀の下敷きになり犠牲になったことをきっかけに
1981年に建築基準法が改正されブロック塀の規制が強化されました。
それ以前、つまり37年以上前に施工されたブロック塀の中には、
万一の際に必要な強度を満たしていない可能性が高いと言えます。
またそうしたブロック塀は今もなおたくさん残っています。
改正された建築基準法にしたがって施工されたものでも、年月の経過により強度が低下している恐れがあります。
日本建築学会の調査によるとブロック塀の耐用年数は30年前後とされており、
1988年以前に施工されたブロックには安全上の不安があると言えます。
ブロックの安全性を見極めるには目に見えない内部の構造も関わってきますが、
いくつかの場合には見ただけで危険を発見することができます。
まずは以下のポイントを自分でチェックしてみましょう。
地面からの絶対的な高さの制限(最大値)です。高さ1mのコンクリート擁壁の上に1.4mのブロック積みがされている場合でも危険です。
高さ1.2m(6段)を超える場合には、3.4mごとに一箇所控えブロックが必要です。
穴の空いた透かしブロックは鉄筋で補強ができないため、2個以上連続で施工することはできません。
ブロックの表と裏で高さが違う場合、高い部分の土の圧力はブロックにかかることになります。本来はブロックは土を受け止める強度を想定していないため強度が不足するおそれがあります。
言わずもがなですが、ヒビや割れ、グラつきや傾きがあるブロックは非常に危険です。
上記のポイントに該当する場合や、施工して30年近くが経っている場合等にはぜひ一度はなまるエクステリアにご連絡ください。
はなまるエクステリアには、ブロック塀の安全を調査のための資格である「ブロック塀診断士」がいます。
地域の安全、環境保持に貢献するため無料でお伺いし、適切な対策をご提案させていただきます。